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年を重ねてもゲンキに楽しく過ごす!
愛媛県上島町・弓削島「しまの大学」主催の
『ユビキノール祭』に行ってきました。

「年を重ねてもゲンキに楽しく過ごしたい」。
超高齢社会をすでに迎えている日本中が望んでいることではないでしょうか。

では、なにをすればいいのでしょう。
そんな課題に取り組んでいるプロジェクトがあります。地域課題を「大学」という形で解決する愛媛県上島町・弓削島の「しまの大学」です。

「しまの大学」がある弓削島を含む上島町の人口は約7,100人。その約4割以上が65歳以上の高齢者です(2014年12月)。地域の声を聞くと「医療や介護のサポート体制が不足している」という課題があります。
そこで「しまの大学」は島の人たちの医療や介護にかかる前の予防に役立つ取り組みをしたいと2012年から愛媛県松山市にある臨床研究を行う会社「ちいき進かがく」と協力して『コエンザイムQ10(還元型)のモニタリング健診(ユビキノール健診)』を行っています。
まさに、『コエンザイムQ10(還元型)』で島の人たちのゲンキを応援している取り組みなのです。
その「しまの大学」が主催するイベント『ユビキノール*祭』(2015年9月6日愛媛県弓削島にて開催)に、ゲンキ還元プロジェクト代表の栗原毅先生が招かれ、「ユビキノール(コエンザイムQ10(還元型))と認知症」と題した講演を行いました。
* ユビキノールとはコエンザイムQ10(還元型)の呼称

栗原先生のお話の中で、「10年」と「13年」という数字が出てきました。
さて、なんの数字だと思いますか?

答えは、日本における不健康な期間です。厚生労働省の調査によると、男性は約10年、女性は約13年、寝たきりや介護にかかっているということなのです。
出典:厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会・次期国民健康づくり運動プラン策定専門委員会「健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料」

この不健康期間の原因の代表が認知症です。少しでも短く、自分らしく生きるために予防医療の実践をしてもらいたいと、栗原先生は著書やメディア、各地の講演などを通して予防医療の大切さを伝えています。

栗原先生が唱える認知症予防のポイント
・ 肉や魚などのたんぱく質を食べる
・ ゆっくり噛んで食べる
・ たんぱく質をとる
・ 筋肉をつけてしっかり歩く
・ 糖質を減らす
・ 歯を大事にする

中でも注意すべき点は「糖質の摂り過ぎ」。
糖尿病になると、認知症になる確率が高くなるという研究結果もでているそうです。ということで、糖尿病を予防する食事も教えていただきました。
それは「オサカナスキヤネ」
オ…お茶
 …オリーブオイル
サ…魚
カ…海藻
ナ…納豆
ス…酢
キ…きのこ
ヤ…野菜
ネ…ネギ類、にんにく

そして『コエンザイムQ10(還元型)』です。ある研究によると、血中コエンザイムQ10の濃度が高いほど、認知症リスクが低いという相関が見いだされています。栗原先生が指導をされている施設にいる方の中には、軽い認知症で車いす生活だった方が、『コエンザイムQ10(還元型)』を摂るようになってからしっかりと話ができるようになり、笑顔が戻ったという事例などもお話いただきました。

この後、『コエンザイムQ10(還元型)のモニタリング健診(ユビキノール健診)』の臨床研究を行っている「ちいき進かがく」の木下さんによる研究報告会もありました。

健診は半年に1度、血中コエンザイムQ10濃度の測定と、生活の質(QOL)のアンケートを行っています。
これまでに241人の方が参加されました。
(男性85人、女性156人 22〜86歳:平均58.8歳)

研究結果でわかったことは主に下記の4つ。

●上島町の血中コエンザイムQ10濃度は、他の研究結果と比べると高い。
コエンザイムQ10は肉や魚に多く含まれているので、上島町の方は食生活が豊かであることが理由と考えられます。

●糖尿病の人は血中コエンザイムQ10(還元型)濃度が有意に低い。

●『コエンザイムQ10(還元型)』をサプリメントで摂取した分だけ、血中の還元型CoQ10濃度が上がる。

●QOLについては、男性はあまり変化が見られないが、女性は活力(疲労感)や心の健康(憂うつ感)が有意に改善している。
これは、モニターを始める前から男性は血中コエンザイムQ10(還元型)濃度が高く、女性は低い。血中濃度が低い人が『コエンザイムQ10(還元型)』を摂取したほうが、効果を感じ易いということが理由として考えられます。

これまで世界で行われているコエンザイムQ10の研究のほとんどは、病院などで治療を受けている人が対象で、地域住民を対象に大規模に行った研究は、上島町が初めてということです。これらの研究結果は、10月イタリアで開かれるコエンザイムQ10国際学会で発表されるそうです。

イベントに参加いただいた島の方にもお話を聞いてみました。

左:中塚いつ子さん(67歳)
中:山下みさよさん(62歳)
右:古江恒美さん(62歳)

(中塚さん)
なにかをしたいという気持ちが
湧いてくるのが嬉しい!

海や山に行って、山菜や海藻をとったり、ドライブをして花を愛でたりするのが好きなんです。民宿をしているのですが、体がしんどいと思うときもあるけど、気持ちはゲンキ。なにかをしたい、まだできる!って気力が湧いてくるのが何よりですね。40歳すぎの娘は子育てに疲れてエネルギーがないっていうんですけど、「エネルギーがないって、なにそれ?」と笑い飛ばしてます。

(山下さん)
人生で今がいちばん忙しい。
フル回転でゲンキに動けています。

昔は専業主婦だったのですが、今は学校でパートで働き、姉の民宿を手伝い、夫や姑の介護をしたり…。すっごく忙しく、休みなくフル回転で働いています。それでも風邪を引くくらいで、ゲンキでいられていますね。あと、ずっとかかとがガサガサでストッキングがひっかかって破けるくらいだったのが、ガサガサがなくなったんです。『コエンザイムQ10(還元型)』は肌にいいと聞いていたので、嬉しいですね。

(古江さん)
これからもいろんなところへ行きたい。
私は膝を痛めてこれから大きな治療をする予定なのですが、よくなったらもっといろんなところに出かけていきたいなと思っています。それと、私もかかとがガサガサしていたのが、きれいになったんですよ。アカギレもしなくなりましたね。

島のみなさんのゲンキ、伝わったでしょうか?
栗原先生も講演中、何度も話していたのですが、本当に島のみなさんは活気があって笑顔がたえません。

この日のイベントでは、血管年齢や肺年齢、疲労度などを測定する「からだのケンサ 体験パーク」も実施されたのですが、参加された皆さんは「血管年齢が若かった!」「まあ年相応じゃね」とお互いに結果を報告し合ったりして、楽しんでおられました。

“年を重ねてもゲンキに楽しく過ごす”
島の皆さんの笑顔は、その証でもありますね。ゲンキ還元プロジェクトはこれからも「しまの大学」と島の皆さんの取り組みを追い続けたいと思います。